HAEは、一般生活者における認知度が低いのはもちろん、医師の中でも認知度の低い疾患です。
疾患を知ってもらうことを目的に、日本全国9,000名以上の医師を対象としたアンケート調査が行われました。HAE患者さんが受診されると考えられる診療科(※)の代表者に対する調査です。
HAEを知っていたのは44.8%にとどまっており、そのうちHAEを経験した医師は388名で、経験した症例数はのべ1,030例でした。しかし、 HAEを知らなかったと回答した医師のうち285名で、過去にHAEと考えられる症例に遭遇したことがあり、その「のべ症例は641例」にのぼっていまし た。
HAEの疑いがある方は、まずは専門の医療機関に相談するのがよいでしょう。
(※)
内科(血液内科、呼吸器内科、消化器内科)、皮膚科、小児科、歯科口腔外科、耳鼻咽喉科、救命救急、外科(消化器外科)などの全国300床以上の病院宛に、疾患概要説明とアンケートはがきを郵送した。